Vol.314 2003

特集「健康と環境シリーズ(食物)」

現代の日本では、多種多様な食料品が売られ、便利で豊かな食生活を楽しむことができます。しかし、栄養の取り過ぎや不足、栄養バランスの片寄りなどが起こりやすくなっています。食物の摂り方と健康は密接な関わりを持っているといえます。その一方で、四季を問わず夏野菜が店頭に並んでいたり、遠く海外からの多くの輸入食物が運ばれて来たり、また残飯の廃棄量が多いなど、地球環境面から私たちが考えなければならないこともいろいろ抱えています。このような中で、人間と食物の関わりについてご紹介し、健康と環境によい食物の選択について考えてみます。

「携帯電話ストーリー」

小型でどこにでも持ち運べ、便利に利用できることから急激に普及した携帯電話。その加入数・契約者数は約7 ,5 6 6 万台(平成14年度末)を突破し、もはや私たちの暮らしになくてはならないものになっています。一方、不要となる携帯電話・P H S も多く発生しており、ショップ等で約1 ,1 4 0 万台(平成14年度)の携帯電話・P H S 本体が自主的に回収されています。回収された携帯電話等はリサイクル会社で処理され、1 0 0 %が資源として再生されています。ハイテク機器の代表である携帯電話には、半導体に金・銀・銅のほか、希少金属のパラジウムなどが含まれています。携帯電話がどうやって再資源化されるのか、探ってみましょう。

Let's Go体験隊!!(わら細工)

自然とのふれあいやものづくりを通して、環境を考える体験シリーズ「お豆腐作りや炭焼きなど、ものづくりを元のところから体験してみて、昔の人たちは自然の恵みをいかに上手に暮らしに取り入れていたのかが分かったわ」「いやいや、まだまだ知らないことはいっぱいあると思うよ」「そうでしょうね。何といってもものを大事に活かす知恵はすごい」「そうそう、わら1本でもね」「そういえば稲刈りの後のわらはどうなるのかな」「お正月のお飾りとかわらぞうりとかに使われているよね」「じゃあ、今度はわらを使ったものづくりに挑戦してみましょうよ」

そこで、岡山県体験学習農園にお願いして、わら細工を体験することになりました。

岡山県体験学習農園

(岡山県農林漁業担い手育成財団 岡山県農林業実践学習の里)

農林業を志す青少年を対象に農林業を実践的に学習させ、体験を通じてたくましい担い手の育成を図るとともに、小中高生や都市在住者などの農作業や農村生活体験の場として活用し、農林業に対する理解を深めることを目的として、緑豊かな吉備高原都市内に設置されたもの。田植え・稲刈りのほか、野菜の種まきや収穫、果物の収穫、鶏のエサやりや採卵などが体験できます。

料金無料。要予約。詳しくは事務所にお問い合せください。

お問い合せ
体験学習農園事務所
岡山県御津郡加茂川町竹部2617- 2
TEL ・FAX0866- 56- 8040

岡山の昆虫

岡山の昆虫と題して、岡山県に生息している昆虫を取り上げ、その昆虫の生態を詳しく知ることにより自然とのふれあいを深めていこう、というコーナーです。

今号は、バッタの仲間で,皆さんもよく知っている「キリギリス」を勉強してみましょう。