お知らせ

  • TOP
  • お知らせ
  • ウスイロヒョウモンモドキ保護活動の様子が「自然保護センターだより」に掲載されました

2009年04月22日お知らせ

ウスイロヒョウモンモドキ保護活動の様子が「自然保護センターだより」に掲載されました

  •  ウスイロヒョウモンモドキ写真1
  •  ウスイロヒョウモンモドキ写真2

ウスイロヒョウモンモドキ保護活動の様子が「自然保護センターだより」に掲載されました。

みなさんの近くでチョウを見かけることがありますか?

自然環境の変化に多くの動物や植物などの生存が脅かされてい
ます。
岡山県においても、絶滅が危惧されている動物や植物は多くあり
ますが、右の写真のチョウ「ウスイロヒョウモンモドキ」は、岡山県
版レッドデータブック(岡山県 2003)では絶滅危惧種(絶滅に瀕し
ている種)に選定されています。

岡山県北部に位置する新庄村では、このウスイロヒョウモンモドキ
の保護活動が行われており、ウスイロヒョウモンモドキの生息域が
拡大するように、草刈や個体調査などの保護活動が実施されてい
ます。

ウスイロヒョウモンモドキの幼虫は、オミナエシとカノコソウの2種類
の植物を食べて大きくなりますが、最近この2種類がよく見られるカ
ヤ場(農村生活に必要とされていたススキ原)が手入れされることが
なくなり、荒れてきているために生息が困難となっています。

昔はよく利用されていたカヤ場が時代とともに手入れがされなくなっ
たことが、ウスイロヒョウモンモドキの激減する要因の一つと考えら
れます。そういった意味では、ウスイロヒョウモンモドキは、私たち人
間の生活とうまく共存していた生き物となります。

当事業団では、平成18年度から20年度の3年間、自然保護活動とし
て、新庄村のウスイロヒョウモンモドキ保護活動のお手伝いをしてき
ました。
ウスイロヒョウモンモドキが生息しやすい環境づくりを行うため、カヤ場
の草刈や個体数の調査方法、生息状況の監視の行い方など様々
な活動を行ってきました。

活動状況が掲載された「自然保護センターだより」は、
事業団のホームページ内の地域環境保全支援でご覧になれます。

http://www.kankyo.or.jp/koueki/hogo/