公益財団法人岡山県環境保全事業団では、環境創造部 サステナビリティ推進課の専門性を活かし、SDGs達成に貢献するために、
「企業」「行政」「教育現場」などに対し、研修や講演講師の派遣を行う他、中学生向けの人材育成事業などを行っています。
企業向け
企業や団体のSDGsに関する取り組みの相談や講師派遣、伴走支援
岡山県内の企業様を対象として、SDGsへ取り組む上での具体的な手法、手順に関するアドバイスや社内向けの勉強会の実施などについてサポートを行っています。
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- 電話番号:086-298-1239
SDGsをテーマとした講演実績
【サポート事例】抜粋
社会福祉法人藤花会様・・・社内での理解浸透と社外からの評価向上(2021年度)
- (ご相談内容)
- ・SDGs達成にこれまで以上に貢献したい。
・おかやまSDGsアワードに応募して、社内外から意識を変えていきたい。
- (結果)
- 社内での取り組み方法や考え方、発信方法等をアドバイスさせて頂きました。
元々、行われていることがしっかりとされていたので、新たな取り組みを始めるよりも、今の取り組みをしっかりと整理され、内部への理解と外部からの評価を意識しながら進められると良いことをアドバイスしました。その年のおかやまSDGsアワードを受賞され、社外からの評価と働かれる方たちの誇りにもつながられています。
社会福祉法人藤花会SDGsページ
株式会社オーザック様・・・全社員様向けの研修を実施
- (ご相談内容)
- ・働きがい、ジェンダー、多様性、健康、地域との関係づくりなどをテーマとして社内・外での取り組みを進めていくキッカケとなる全社員対象の研修をお願いしたい。
・事業面では、CO2削減、廃棄物・リサイクル、エネルギーなどがテーマで取り組みを進める際に、SDGsの文脈での理解が深まっていれば、みんなで力を合わせて、取り組んでいける。また具体的な取り組み内容を考える上で、社員一人一人がアイデアを出して、面白いよな、となるように。そして、社員もそれぞれ地域に住む一人。一人一人の理解が家庭、地域での変化につながる、そのような効果に繋がる社員向け勉強会の講師をお願いしたい。
- (結果)
- ・長年大切にされてきた社是、経営理念そのものが、SDGsの大切な考えと非常に近く、素晴らしい内容でした。
・そのため、その理念とSDGsとの関係性を社員の皆さんに理解して頂き、SDGsに取組むことと理念に沿った企業活動をすることが別のものではないこと、またその取り組みに必要なイノベーションについて理解して頂く研修内容にさせて頂きました。
・研修は、全社員の方を対象としていたため午前と午後の2回に分けて実施し、各回では、上記の内容に加え、その先にどのような変革を作る必要があるかと、そのためのワークショップも合わせて実施をしています。
- (オーザック様コメント)
- ・SDGsについて、ワークショップも交えていただき、楽しく学び、理解を深めることができました。
イノベーションの考え方や他社事例なども教えていただき、これでまずはスタート地点に立てたと感じます。
経営者はもちろん、社員とともに自分たちに何ができるのか、話し合い、アクションをしていきたいと思います。
・社是や経営理念とSDGsの関係性についても説明、共感いただき、非常にうれしく思います。ありがとうございました!
公益財団法人 岡山県健康づくり財団様・・・SDGsを経営計画の重点項目の一つにしたい。職員理解の促進
- (ご相談内容)
- ・次期経営計画策定にあたり「SDGsに則り、社会課題の解決に貢献する」ことを重点項目の一つとしたい。
・次期経営計画を策定及び実行するにあたり、全職員にSDGsに関する考え方を理解してもらいたい。
- (結果)
- ・複数回、電話や面談、メール等で経営計画にSDGsを織り込む場合のポイントや考え方をアドバイスさせて頂きました。
・また、全職員向けに人数を分けて複数回の勉強会を開催させていただきました。 ・公益法人と言う立場での取り組み姿勢をリスクも含めて理解頂くよう留意して、取組み背景とビジネスとの関係、捉え方をワークも入れながら理解頂きました。
- (岡山県健康づくり財団様コメント)
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次期経営計画策定において「SDGsに則り、社会課題の解決に貢献する」ことを重点項目の一つとするにあたり、まず、SDGsとは何かを学ぶことから始まりました。SDGsの基本的な知識が乏しい中、柏原先生には何度もメールや電話等でご相談させていただき、今後の進め方などのアドバイスや参考となる資料等もご提供いただきました。また、3日間にわたる職員研修では、管理職と一般職員に分け、それぞれの階層にあったSDGsの知識を教えて頂きました。今まで、SDGsは直接、ビジネスに結びつかないのではないかと思っていた職員からも、SDGsに取り組み、新たなるイノベーションをおこすことが、財団の将来につながることを理解したとの声がありました。カードゲームを取り入れた楽しい研修で、部所の垣根を越えたコミュニケーションも生まれ、今後の取り組みにも活かすことが出来るのではないかと思います。ありがとうございました。
- ・とてもわかりやすく、ワークを交えてとても楽しい研修だった。
- ・理解が深まり、とても分かりやすくゲームもいい勉強になった。
- ・意識できていなかったことを意識するようになった。
- ・SDGsの基本的な理解と、当財団の課題解決に役立ちそう。
- ・イノベーションの考え方の基本が理解できた。
- ・知識だけではなく、実行していかなければならないと思った。
- ・SDGsについての理解が深まった。
- ・SDGsと財団事業の結びつきが多数あることに驚いた。
- ・取り組めるものは何かということを考えるきっかけになった。
- ・言葉の理解だけではなく、課題や問題をキャッチし、発想力で解決を目指すことがSDGsを理解することだと思った。
- ・既にある手段を掛け合わせることで全く新しい発想になるという学びはSDGsのみでなく、様々なことに通じる部分があると感じた。
学校向け
オリジナルSDGsカードを用いた学習プログラムの実施や講演講師の派遣などを行っています。
【おかやまの課題を整理したオリジナルのSDGsカードゲームの作成と環境学習出前講座との協働】
県内の大学生と協力して、岡山県内の課題を元にしたオリジナルのSDGsカードゲームを作成。環境学習出前講座と協働することで、このカードゲームを用いたワークショップを県内の小学校や公民館等で広く実施しています。
カードゲームの内容
このカードゲームは、金沢工業大学が作成したSDGsカードゲーム「X」と言うSDGs達成のための手法や考え方を学べるカードを元に作成しています。(協力:金沢工業大学様)
SDGsを達成するために必要な「新しい行動やアイデアを作り出す発想力」を養うことができ、イノベーションの必要性についても理解することができます。
このカードゲームを用いて、気候変動などの地域課題解決に向けたワークショップや講演会を行い、未来を切り開く人材の育成を行っています。
【中学校や高校、企業等を対象とした講演や研修会】
中学校や高校等では、地域学習や探究学習の中でSDGsについて学ぶことも多く、そのような学びに対し、講演講師を派遣しています。SDGsの本質を理解したい、どのようなことができるのか考えたい、基本的なことや考え方を知りたい、取り組みの最初のキッカケにしたい、など様々なご相談に対応させて頂いています。また、一方的な話にならないようカードゲームを用いたワークショップも取り入れながらお話をさせて頂いています。
※小学校での講座に関しては、「岡山県環境学習協働推進広場」による環境学習出前講座にて承っておりますが、中学校や高校様からの依頼は、有料にて講演と言う形でお受けしています。詳細については以下よりお問い合わせください。
※また簡単なご相談に関しては無料でお受けしています。
中学生向け
【アスエコ未来教室】
アスエコでは、小学生への出前講座は多く開催していますが、中学生への人材育成としての関わりがまだまだ少ない状況です。
そこで、2020年10月から、中学生向けの"未来を拓く力を高める"アスエコ未来教室を開催しています。
これは、少人数、登録制の6カ月間の教室で、6カ月の中でSDGsに取り組む様々な職業のプロフェッショナル人材と出会う機会の創出と、自ら自身の将来を考える機会の提供を行っています。
行政向け
県内自治体様が、地域においてSDGsを効果的に推進していくための、仕組みづくりや相談、講師派遣などを連携協定を結ぶなどして行っています。
【事例1】瀬戸内市様
- (内容)
- ・瀬戸内市における地方創生とSDGsの推進を目的に、岡山県環境保全事業団と個別連携協定を締結し、事業を推進しています。
・本取り組みは、環境省SDGsプラットフォームにも採択されています。
瀬戸内市との連携協定(事業内容)
- オリジナルのSDGsカードゲームの作成
- SDGs講座プログラムの作成
(瀬戸内市×アスエコ×高校生) - 小中学校における出前講座の実施
(瀬戸内市×高校生、サポートアスエコ) - 課題解決アイデアの表彰(瀬戸内市)
小学校での高校生による出前授業
邑久高校の地域学「セトリー」授業風景
瀬戸内市オリジナルSDGsカードゲーム
完成したカードゲームを楽しむ高校生
- (ご担当者様コメント)
- 瀬戸内市担当者コメント様
瀬戸内市とアスエコ、県立邑久高校が連携して取り組んだ本事業は、同校生徒が本市の課題や取組を調査し、子どもたちにも分かりやすい内容にアレンジしたSDGsカードゲームを活用し、子どもたちがゲームを通して本市の課題を身近に感じ、楽しみながら地域課題の解決を考えていくことで、SDGs達成のためのアイデア創出につなげるものです。
本事業により、子どもたちの地域への愛着や関心を向上させ、地域の活性化と将来の地域社会の担い手としての人材育成につなげてまいります。
岡山県立邑久高校 担当教諭コメント(矢野先生)
邑久高校で行っている地域と連携した探究学習の一環として、市職員の方からの聞き取りや地域課題についての話し合いをもとにしたカード作成と、小学校へのカードゲームの出前授業に取り組みました。このプログラムの中で、生徒は地域課題を自分事として捉え、主体性や探究心、協調性といった力を身に付けることができました。関心を持った地域課題について、今後、地域と協働しながら課題解決や魅力発信に取り組んでいく予定です。
【事例2】久米南町様
- (内容)
- ・岡山連携中枢都市圏事業として久米南町が開催された事業に、講演とワークショップを組み合わせたプログラムの提供を行いました。
- ・具体的には、地域の中学生と役場職員の方向けにSDGsの理解促進と中学生の地域への理解、多世代交流によるコミュニケーション機会としてプログラムを行っています。
・久米南町様には、事前に久米南町の課題を整理していただき、中学校で行われている地域学習と連携する形で開催をしました。
それにより1回のみの研修で終わらないよう、地域での展開につながる形を模索してサポートを行っています。
ワークショップの様子
- (ご担当者様コメント)
- 「SDGs」をキーワードに中学生と大人(役場職員など)が自分の住む町の課題を認識し、解決策を一緒に考えることで、双方の考え方を知ることが出来、柔軟な発想に繋がる良い機会となった。これからも世代間交流を進め持続可能なまちづくりを目指していきたい。
「捉え方が間違っているかもしれない」など、不安があり質問に伺いました。
そこで、「このままで大丈夫」と言っていただけたこと、そして、いくつもの質問にご回答いただけたことで、不安を安心に変えることができました。
私たちの活動がおかやまSDGsアワードで受賞できたことで、法人内のSDGsへの関心は大きく変わり、法人の「指針」にもSDGsの達成が組み込まれるようになりました。
また、会議の中でも、介護職員や生活相談員の口から「SDGsの視点」という言葉が発せられるようになりました。
あわせて、就職活動をしている学生へのアピールになり、「SDGsに取り組んでる法人だから興味を持った」という方を採用させていただくことができました。