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2022年10月11日今日のできごと
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今日は10月8日に開催された、
食品ロス削減講座「『困ったときはお互いさま』コミュニティフリッジとは」
の様子を少しだけお見せいたします。
今回の講師は(一社)北長瀬エリアマネジメント専務理事の新宅宝さんです。
気持ちとデジタルが融合した食品ロス削減の新たなカタチ「みんなの公共冷蔵庫(コミュニティフリッジ)」について、一緒に学んでいきました。
* * *
皆さんはこの岡山に「コミュニティフリッジ」があることをご存じですか?
◆コミュニティ・フリッジとは?(コミュニティ・フリッジの歴史)
コミュニティ全体で使える、公共の冷蔵庫のこと。
2012年にドイツ・ベルリンで「フードシェアリング」というグループが始めました。
市内の食品関連事業者から食品を受け取り、市内各所に設置された棚や冷蔵庫に受け取った食品を置き、それを誰もが自由に摂取できる「食品廃棄削減による環境保護活動」です。
そんなコミュニティフリッジがこの岡山の北長瀬(北長瀬コミュニティフリッジ)にあります。
北長瀬コミュニティフリッジは、食料品・日用品の支援を必要とされる親子が、時間や人目を気にせず、24時間都合が良い時に提供される食料品・日用品を取りに行ける仕組みです。
※コミュニティフリッジのご利用についてはHPをご確認ください。
食料品や日用品の寄付をするのはメーカーさんや農家さん、生協さんだけでなく個人の方の寄付も。
寄付する提供者側も原則登録制なので賞味期限などの安全管理もばっちりです。
1000個牛乳が届いた場合でも登録者全員にメールでお知らせすると2~3日でなくなるそう。
また、このコミュニティフリッジを接点にして美容師さんによるチャリティカットや学生ボランティアさんによるその月生まれの子の合同誕生会などが開催されています。
食料品や日用品などの寄付・支援ができなくても、「自分の得意なこと」を支援につなげることができるんですね!
コミュニティフリッジは食品ロス問題だけでなく、支援を必要としている人たちが利用しやすい仕組みを作っていることで誰一人損することのない取り組みとなっています。
食料品や日用品などの寄付・支援ができなくても、「自分の得意なこと」を支援につなげることができることを知りました。
◆食品ロスについて
「食品ロス」とは、本来食べられるのに捨てられてしまう食品をいいます。食べ物を捨てることは、環境にも悪い影響を与えてしまいます。
食べ残し、売れ残りや期限が近いなどさまざまな理由で、まだ食べられる食品が日本で年間約522万トン廃棄されています。日本人1人当たり、お茶碗1杯分のごはんに近い量が毎日捨てられている計算になります。(令和2年度推計値)
※参考HP:食品ロスとは:農林水産省 (maff.go.jp)
食品ロスを減らすためには、家で食品ロスが出ないようにするだけでなく、食べ物を買うお店、食べるお店でも食品ロスを減らすことを意識することが大切です。
しかし、どうしても食品が余ってしまった場合は今回のようなコミュニティフリッジがあれば、必要としている人に届き食品ロスを減らす一つの手段になるのではと思います。
講師の新宅先生、参加者の皆さんありがとうございました!