2023年08月12日スペシャルイベント

セミと緑の調査隊2023



10名の隊員(+保護者)とともに西川緑道公園でセミの抜け殻調査を行いました^^
熱中症警戒アラートが発表されていたので,いつも以上に給水を心がけて!
 
今年も基本はワンダー・パワー(五感+心)
最初はなかなかセミの抜け殻を見つけることが出来なかった子どもも,
調査の中盤にはちゃんと見つける「眼」が育っていました!
 
西川用水の水の冷たさ,クスノキの葉っぱの匂い,サルスベリのツルツルな樹肌,
美味しいヤマモモの紹介など,五感を刺激しながらの観察会を心がけました^^
 
ワンダー・パワーの一番大切な「心」では,
初めてセミの抜け殻が持てたドキドキ,ハグロトンボの美しさにウットリなど,
子ども達の心を刺激できたと思います!
 

さて,結果は…
クマゼミ 1320個
アブラゼミ 31個

合計 1351個の抜け殻を皆の力を合わせて採ることが出来ました。
 
やはり圧倒的に多いのがクマゼミ。
10年以上続けている調査で最も多い数が確認されました。
調査中の鳴き声もシャーシャーと凄い圧力でした!

クマゼミは間違いなくこの地域の優占種に「決定」です!
 
アブラゼミも久しぶりに30個以上の確認。
ただニイニイゼミはここ数年まったく確認できていません。
 
地球温暖化によってクマゼミの分布が北上していることや,
ヒートアイランド現象により街中の公園でクマゼミが優勢になっていることなど,
身近な生き物からのメッセージを受け取ることができたと思います。
引き続き,この時期に調査を行い,データを蓄積していきたいと思います!
 

以下,参加者の声です。

【子ども】

・みんなとせみのぬけがらをたくさんひろえて,
 いろんなぬけがらがとれてうれしかったです。

・せみのぬけがらをみつけてたのしかった。

・はじめはぜんぜんセミがとれなかったけど,
 とちゅうからたくさんとれたのでたのしかったです。
 

【保護者】

・今までは息子が集めてくるセミの抜け殻が何となく嫌だったのが,
 セミの種類があることが分かり,これからは楽しく集められそうです。
 私自身も私自身も楽しかったです。

・子どもの目線だと,植え込みの木の葉の裏や,
 低木の足元などたくさん見つけていて,違う視点で面白かったです。
 大人もどんどん夢中になりました。

・最初は怖がっていた子も,すぐに慣れて楽しく採集できました。
 自然に触れあえてよかったです。

・人生の中で一番たくさんのセミの抜け殻を見ました。
 暑かったけど夢中になれました。
 

皆様,様々な声をありがとうございました!

 
最後に,自然体験リーダーズクラブの田中さん,松本さん,島田さん,
調査隊のサポートをありがとうございました^^

セミと緑の調査隊2023