2025年10月31日お知らせ

【知ってた?】日本のオヤニラミ vs. 巨大な外来種! 「コウライオヤニラミ」の脅威

当館の人気者「オヤニラミ」の仲間が、今、日本の水辺で大問題に?

鋭い眼光と美しい模様で知られる淡水魚、オヤニラミ

当館でも人気を集める彼らの姿は、多くのお客様を魅了しています。

しかし、今、その親戚にあたる「コウライオヤニラミ」が、

日本の生態系に大きな影響を及ぼし始めていることをご存知でしょうか?

朝鮮半島原産のこの魚は、日本のオヤニラミよりもはるかに大きく、

最大30cmにも成長する獰猛な肉食魚です。

なぜ日本の川に現れ、どんな問題を起こしているのか?

本日はこの話題の外来種について深掘りします。

コウライオヤニラミとは?

巨大なハンター「コウライオヤニラミ」の正体

コウライオヤニラミは、日本のオヤニラミと同じケツギョ科に属しますが、

以下の点で大きく異なります。

  • 圧倒的なサイズ:日本のオヤニラミが15cm程度なのに対し、

    コウライオヤニラミは30cmに達します。

  • 強い食性:在来の魚類、エビ、水生昆虫などを激しく捕食し、

    生態系のバランスを崩す脅威となっています。

  • 深刻な被害:宮崎県の大淀川水系を中心に分布が急速に拡大し、

    絶滅危惧種を含む在来魚種の減少が報告されています。

このように、「かっこいい」という魅力とは裏腹に、

「超」侵略的な外来種として早急な対策が求められています。

当館のオヤニラミの魅力

まずは「本家」の魅力! 当館のオヤニラミを見て、違いを知ろう

コウライオヤニラミの話題を知った今、

ぜひ当館で展示している
日本のオヤニラミをじっくりと観察してください。

日本のオヤニラミは、体側に入る独特な縞模様や、

エラ蓋にある「眼状紋(がんじょうもん)」と呼ばれる目玉のような模様が特徴です。

【チェックポイント!】

  • サイズ感:コウライオヤニラミとの体長の差を想像してみてください

環境の中で生きる在来種の繊細な美しさと、貴重な生態を間近で感じてみませんか。

外来種問題を考える第一歩として、当館へお越しください!

新たな外来種の問題は、私たち一人一人の意識から始まります。

無責任なペットの放流は、決して行ってはならない行為です。

「日本のオヤニラミ」と「コウライオヤニラミ」の違いを知ることは、

生態系を守る大切さを学ぶ第一歩です。

まずは当館に来て、

水槽の中の
オヤニラミの力強い眼差しに触れてみてください。

皆さまのご来館をお待ちしております!

【知ってた?】日本のオヤニラミ vs. 巨大な外来種! 「コウライオヤニラミ」の脅威