2026年08月17日お知らせ

「カワニナ」と「タニシ」ってどう違うの?見分け方と意外な秘密

皆さん、こんにちは!

岡山市の環境学習プラザ「アスエコ」です。

夏休みや暑い盛りに、川や用水路、田んぼの近くを歩いていると、

水の中にいる小さな生き物たちが目に留まりますよね。

中でもよく見かけるのが「巻貝(まきがい)」ですが、

よく見ると「細長い貝」
と「丸っこい貝」の2タイプがいることに気づきませんか?

実はこれ、代表的な水辺の生き物「カワニナ」と「タニシ」なんです!

名前は聞いたことがあっても、「どこがどう違うの?」

と聞かれると意外と知らないことも多いですよね。

今回は、この2つの貝の分かりやすい見分け方と、

それぞれの面白い生態をご紹介します。

 ① 見た目の違い:シュッとしているか、丸いか!

まずは一番分かりやすい「殻の形」の違いです。

  • カワニナ(細長タイプ)

    • 特徴: 塔のように細長くてシュッとした円錐形をしています。

      ちなみに、殻のてっぺん(先端)が削れて欠けていることが多いのも特徴です。

  • タニシ(ふっくらタイプ)

    • 特徴: 丸みを帯びていて、ふっくらとしたおむすび型や

      球体に近い形をしています。

      カワニナに比べて横幅があり、ずっしりした印象です。

 ② 生き方の違い:驚きの「赤ちゃん」の生み方

どちらの貝も、卵ではなく

「赤ちゃん(稚貝)」の状態で産み落とす

「卵胎生(らんたいせい)」という珍しい特徴を持っていますが、

ここにも個性があります。

  • カワニナ: なんと一度に数百匹〜1,000匹以上の

    非常に小さな赤ちゃんを産みます!

  • タニシ: 産む数は数十匹程度と少なめですが、

    生まれたときからすでにしっかりとした形をしていて、

    大きめの赤ちゃんが生まれてきます。

 ③ 好む場所と食べ物の違い

  • カワニナ: 主に石や水底についた「藻類(コケ)」を

    舐め取るように食べています。

    そのため、少し流れのあるきれいな水を好みます。

  • タニシ: 水底の沈殿物や有機物のカスなどを食べる、

    いわゆる水辺の「お掃除屋さん」タイプ。

    泥底や流れの穏やかな田んぼ・用水路を好みます。

 そして、カワニナといえば…?

そして何より、カワニナはあの有名な

「ホタル(ゲンジボタルやヘイケボタル)の幼虫の唯一の餌」

としても知られています!

ホタルが飛び交う豊かな自然環境は、

こうしたカワニナが暮らせるきれいな水辺と

深くつながっているんですね。

身近な自然から、環境のつながりを知ろう

「細長かったらカワニナ、丸かったらタニシ!」

次に水辺を歩くときは、ぜひ足元を覗いて殻の形に注目してみてください。

私たちの身近にある用水路や川は、さまざまな生き物たちの暮らしの舞台です。

こうした小さな生き物たちの違いを知ることで、

地域の自然や水環境の大切さが見えてきます。


アスエコでは、岡山市の身近な自然や生き物たちの不思議を

楽しく学べる展示やヒントをたくさんご用意しています。

ぜひ遊びに来てくださいね!


皆さんは最近、水辺でどんな生き物に出会いましたか?

ぜひアスエコで教えてください!

「カワニナ」と「タニシ」ってどう違うの?見分け方と意外な秘密