資源の有効利用を考えた環境にやさしい設備です。
下水汚泥と高カロリーの廃プラスチック類を混焼することにより廃棄物の減量化・安定化を図るとともに、汚泥焼却に係る燃料を節約し、さらに焼却にともなう熱エネルギーを電気に変え有効利用しています。また、焼却にともない発生するガスは、高度な排ガス処理設備により処理されています。
- 産業廃棄物
- 廃プラスチック類、紙くず、木くず、繊維くず、ゴムくず
下水汚泥
水島クリーンセンター
- 混合焼却処理
- 廃プラスチック類等を焼却する熱を利用して下水汚泥を焼却し、廃棄物を減量化する。
- 地球にやさしい
エネルギー資源の
有効利用 - 廃プラスチック類等
下水汚泥
水島処分場
埋立処分
- 安全で効率的な
廃棄物処理 - ○埋立地の延命化
○埋立地盤の安定化
○排水処理施設の負荷軽減
施設概要
施設の種類 | 流動床式連続焼却施設 |
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設置場所 | 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目18番 |
供用開始 | 平成11年4月 |
処理対象物 | 下水汚泥、廃プラスチック類、紙くず、木くず、繊維くず、ゴムくず |
焼却能力 | 下水汚泥 209t、廃プラスチック類等 66t |
発電能力 | 1,200kWh |
お問合せ
〒712-8074
岡山県倉敷市水島川崎通1-18 アクセスマップ
公益財団法人岡山県環境保全事業団 水島事業所 顧客業務課
TEL: 086-440-0666 FAX: 086-444-2933
E-mail: mizushima_gyoumu@kankyo.or.jp
焼却処理工程
混合焼却処理の流れ
廃プラスチックピット
計量後、廃プラスチックピットへ投入されます。破砕機で均一の大きさになった廃プラスチックは、クレーンによって定量ずつ焼却炉の内部へ供給されます。
汚泥プラットホーム
汚泥プラットホームは屋内に位置し、さらにシャッターとエアカーテンにより臭気がもれるのを防いでいます。
旋回型流動床焼却炉
焼却炉の中に砂を入れ、下から空気を吹き込むと、砂は沸騰したお湯のように踊り出します。この状態の砂を熱し、その中に焼却物を投入して焼却するのが流動床式焼却炉です。廃プラスチックの焼却熱により、砂は650~700℃に熱せられ、熱量の低い汚泥も短時間で完全に焼却できます。またダイオキシン対策として、炉内目標温度を900℃以上とし、燃焼ガスの滞留時間を2秒以上となるよう管理しています。
余熱利用設備(廃熱ボイラ)
排ガス処理設備(バグフィルタ)
排ガスは空気余熱器でさらに冷却され、活性炭と消石灰の粉末を混入し、ダイオキシン等の有害物質を活性炭に吸着後、バグフィルタで捕集。きれいになった排ガスが大気中に放出されます。
灰出設備
バグフィルタで捕集されたばいじんは、埋立処分場での二次公害を防止するため、キレート剤等で処理し、最終処分場に埋立処分されます。