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2008年09月01日環境調査分析

環境のおはなし 第10回「火入れに守られた昆虫 フサヒゲルリカミキリ」

  •  フサヒゲルリカミキリ

「環境のおはなし」では、環境についてのさまざまなお話などを掲載しています。

山陽新聞朝刊に折込みの小冊子として月1回配布されているSmile(スマイル)では、「レッドデータ図鑑(絶滅の恐れのある野生生物を守ろう!)」と題して、野生生物に関するさまざまなお話を掲載しています。

今月号は、

第10回「火入れに守られた昆虫 フサヒゲルリカミキリ」です。

大変名前の長いカミキリムシですが、その名の通り、ヒゲ(触角)にふさのある小
さな濃い瑠璃色のカミキリムシです。

このフサヒゲは、氷河期に生き残った種で、寒冷な気候の草原に生息しています。
日本の気候では、草原もすぐに森林化してしまうため生息するには大変厳しい環
境となっています。
その昔、日本でも火山活動が活発な時期もあり、噴火により森林が焼け、草原に
もどるような事態もしばしばあり、このころまでフサヒゲ達は繁栄していたと思われ
ます。

現在では、噴火も山火事も発生することもあまり無く、フサヒゲ達の生活の場とな
る草原は、森林化が進行し生息地は徐々に減少しています。

しかしながら、このフサヒゲと人間のかかわりは大変強く、人間が行うある行動に
よって、フサヒゲ達の生活の場は何とか守られています。

フサヒゲ達の生活の場(草原)を作り出す人間が行うある行動とは一体何なのか!

ぜひ読んでみてください。

*smileへの掲載は、平成19年7月号から年12回の予定となっています。


「環境のおはなし」は、環境調査・分析のページで掲載しています。
http://www.kankyo.or.jp/tyousa/ohanashi/